【ゴビアルタイ旅行記・前編】朝5時にウランバートルを出発!砂丘の中の湖と珍獣サイガに出会う旅
サインバイノー! バルサーです。
朝5時。まだ外は真っ暗です。
普通ならまだ寝ている時間ですが、今日はこれから長い旅行に出発します。
行き先はモンゴルの西部、ゴビアルタイ県です。
今回はH&Aトラベルの新しいツアーを作るための視察旅行です。
一緒に行くのは、会社のヤンジマとドライバーのバータさん。
ヤンジマは普段、ホースキャンプの仕事をしていますが、今回はガイドの仕事やドローン撮影も担当します。
ドライバーのバータさんは長距離運転も慣れているベテランです。
今回の車はランドクルーザー。
これからどんな景色が見られるのか楽しみですが、まずはアルタイまで長い長いドライブです。
10月15日 アルタイまで一日かけて走ります
朝5時半ごろ、ウランバートルを出発しました。
気温は5℃。朝なので少し寒いです。
街を出ると、だんだん空が明るくなってきました。
モンゴルの国道は、街から離れると車も少なくなります。
遠くまでまっすぐ続く道。
左右には広い草原。
日本の高速道路とは全然違います。
途中、ウルハンやアルバイヘールなどを通過して、昼食や給油をしながら西へ進みます。
アルバイヘールでは、ノミンというところで昼食を取りました。
昼食後もひたすら走ります。
午後3時ごろ、バヤンホンゴルに到着。
ここではムンフホテルのインスペクションも行いました。
視察旅行なので、ただ観光するだけではありません。
将来お客様に使っていただけるホテルかどうか、設備や場所も確認します。
そしてまた出発。
途中でモンゴル国内の時差も変わります。
同じモンゴルなのに時計を1時間戻すんです。
日本ではあまり経験しないですよね。
ようやくアルタイに到着したのは、ウランバートル時間で夜7時半ごろ。
走行距離は1,037㎞、本当に長い一日でした。
今夜はミンジホテルに宿泊します。
明日からいよいよ観光地を回ります。

10月16日 朝起きたら雪でした!
翌朝、外を見ると昨晩に降った雪が残っていました。
気温はマイナス5℃。
10月なのに、もう冬ですね。
今日はアルタイからエレーン湖へ向かいます。
移動時間は休憩を入れて約5時間です。
途中の景色は、昨日とはまた違います。
山があり、乾燥した大地があり、遠くには雪をかぶった山も見えます。
そして左手には、ユキヒョウが住むという山が見えてきました。
ユキヒョウは、モンゴルの高い山に生息する珍しい動物です。
もちろん、簡単に見られる動物ではありません。
僕も一度は野生のユキヒョウを見てみたいです。
でも今日は、山を眺めるだけです。

砂丘の中に湖がある?
ユキヒョウが住む山を左手に進むと、前方に大きな砂丘が見えてきました。
そして、さらに進んで驚きました。
なんと、砂丘の中に湖があるんです。
これがエレーン湖です。
砂丘の先というか、砂丘に囲まれるように湖があります。
周りは乾燥した大地です。
そこに突然、水のある景色が現れます。
砂丘の中に湖? なんだか不思議な光景です。
モンゴルといえば草原を想像する方が多いと思います。
でも僕たちの国には、こんなところもあるんですね。
僕もモンゴル人ですが、まだ知らないモンゴルがいっぱいあります。
写真もたくさん撮りました。
でも、こういう大きな景色は写真ではなかなか伝わりません。
やっぱり自分の目で見るのが一番ですね。


ジャルガラン村で羊肉スープ
午後はジャルガラン村に立ち寄りました。
まずは車の給油です。
モンゴルの地方を走るときは、ガソリンスタンドを見つけたら給油することが大切です。
次の給油場所まで何時間も走ることがあります。
そのあと、村の食堂で羊肉スープを食べました。
寒い中を長時間走ってきたので、温かいスープがとてもおいしかったです。
やっぱり寒い日はスープですね。
もちろん羊肉もたっぷり。
僕たちモンゴル人には、これが一番です(笑)。
フンヘルリゾートは標高2,200m。そして吹雪!
次はフンヘル方面へ向かいます。
エレーン湖からフンヘル・リゾート方面までは、休憩を含めて約4時間です。
フンヘルは標高が2,200m近くあります。
山の中を進んでいくと、だんだん雪が増えてきました。
そして途中から吹雪になりました。
さっきまで普通に走っていたのに、急に雪です。
周りの山も道路も白くなってきました。
10月なのに、もう完全に冬の景色です。
モンゴル西部の天気は、やっぱり簡単ではありません。
景色はきれいですが、こんな日に運転するのは大変です。
今回の視察では、宿泊施設の確認だけでなく、道路の状態や天気の変化もよく分かりました。
新しいツアーを作るときには、こういう経験がとても大事ですね。
10月17日 草原の中に隠れている滝
翌朝は快晴でした。
でも気温はマイナス12℃!
朝食はおかゆ、ゆで卵、パン。
正直、ちょっと物足りませんでした。
寒い日はもっと食べたいです(笑)。
午前10時ごろ出発。
途中、スーパーで食料を買ってから、タリンフヒゥレ草原の滝へ向かいます。
午後1時15分、滝に到着しました。
ここはちょっと変わった場所です。
広い大地を走ってきても、滝があるようには見えません。
ところが、近くまで行くと地面に大きな割れ目があります。
深さは30mくらい。
その割れ目に川が流れ込んで、滝になっています。
ちょっと離れたところからは全く見えません。
まるで地面の中に隠れている滝です。
車から降りて、割れ目の下まで歩いてみました。
下から水の流れを見たり、周りを歩いたり。
上から見るのとは、また違う景色です。
こんな場所がモンゴルにあるなんて、面白いですね。
長いドライブの途中ですが、こういうところで車を降りて歩くのも楽しいです。
ついに珍獣サイガを発見!

滝を見たあとは、今回の視察で楽しみにしていた野生動物を探しに行きました。
その動物はサイガです。
サイガは、ちょっと変わった大きな鼻を持つ動物です。
初めて見る方は、顔を見て驚くかもしれません。
僕もこの顔は面白いと思います。
午後2時20分ごろ。
車で走っていると、突然、右側から動物が走り出しました。
「あっ、サイガだ!」
なんと6頭です!
少し離れたところで止まったので、ヤンジマがドローンを飛ばして撮影しました。
さらに5分後、また2頭発見。
合計8頭も見ることができました!
サイガの走り方はちょっと独特です。
モンゴルでよく見られるガゼルと比べると、少しゆっくりで、なんとなくぎこちない感じがします。
一生懸命走っているのですが、少し不器用に見えるんです(笑)。
でも野生動物なので、簡単には近づけません。
その後も南へ2時間ほど走って探しましたが、追加では見つかりませんでした。
今回は本当に運が良かったと思います。
もちろん野生動物ですから、ここへ来れば必ず見られるわけではありません。
でも、こんな珍しい動物を自然の中で見ることができるのは、ゴビアルタイの大きな魅力ですね。
まだまだ続くゴビアルタイの旅
ここまで、湖、砂丘、雪山、草原の滝、そして珍獣サイガと、いろいろな景色を見ることができました。
同じゴビアルタイ県でも、場所によって風景が全然違います。
でも、今回の視察はまだ終わりではありません。
次はチンギス・ハーンの親友ボオルチュの慰霊碑や、エージ・ハイルハンの不思議な岩山を訪ねます。
さらに、ドローンが行方不明になる大事件も!
せっかく撮影したサイガの動画はどうなってしまうのでしょうか?
続きは後編で紹介します。
バヤルララー!
H&Aトラベル バルサー



