モンゴルの星空は別世界|草原で見える夏の星座をガイド風に解説(夏バージョン)

サィンバイノー!H&AトラベルWEB担当のバルサーです。
私は時々、草原ツアーでガイドをすることがあります。その中でも、お客様がかなり感動するのが👉 夜の星空です。
ウランバートルを離れると、人工の灯りが一気に少なくなります。特に草原地帯では、夜になると周囲が本当に真っ暗になります。

すると空には、「こんなに星あったの?」というくらい星が見えます。しかもモンゴルの星空は、日本と少し感覚が違います。👉 見上げるというより、目線の先まで星がある感じです。今回は、実際に私が星空観察の時にお客様へ説明している内容を紹介します。

まず最初に探す「目印の星」

星空説明で一番大事なのは、👉 最初の目印です。草原の空は星が多すぎるので、いきなり星座の話をすると迷子になります。なのでまずは有名な星から探します。

① 北斗七星(ほくとしちせい)

これはかなり見つけやすいです。柄杓(ひしゃく)みたいな形をした7つの星ですね。ガイド中はまず、「ひしゃくみたいな形を探してください」から始めます。モンゴルでは空気が乾燥しているので、日本よりかなりハッキリ見えることが多いです。そしてこの北斗七星から、👉 北極星を探します。北斗七星の先端2つを伸ばした先に、北極星があります。昔の遊牧民にはGPSがありません。地図もありません。
なので夜に移動するときは、
・星
・月
・風向き
・山の形を頼りにしていました。特に北極星は、👉 「動かない星」として空の目印にされていました。草原は本当に目印が少ないので、星の知識は生活そのものだったんです。

② 夏の大三角

夏のモンゴルで特に有名なのがこれです。
・ベガ(こと座)
・アルタイル(わし座)
・デネブ(はくちょう座)
この3つの星でできる大きな三角形です。夏の草原では、天の川の中に大三角が浮かぶように見えます。日本でも見えますが、モンゴルは空気が乾燥していて灯りも少ないので、かなり迫力があります。この夏の大三角には、日本人にも有名な話があります。

👉 織姫と彦星ですね。
・ベガが織姫、そしてアルタイルが彦星です。その間に流れているのが天の川です。

草原でこの話をすると、お客様がかなり喜びます。

なぜかというと、👉 天の川が本当に“川”みたいに見えるからです。

都会ではなかなか見えませんが、モンゴルでは白い帯のように空へ広がります。これは星が雲みたいに集まっているわけではなく、👉 私たちが天の川銀河の内側にいるためです。

お客様には「2枚のお皿が合わさった形を想像してください」と説明しています。そして、そのお皿の中には星がたくさん入っています。私たちはその中にいるので、お皿の“フチ”の方向を見ると、星が何重にも重なって見えます。それが天の川です。

逆に、お皿の上下方向を見ると、重なって見える星が少なくなるので、星も少なく見えます。モンゴルの草原では、この“星が密集している感じ”が本当によく分かります。ちなみに日本人のお客様に一番有名なのは、

👉 オリオン座かもしれません。ベルトを表す3つの星が特徴で、とても見つけやすい星座です。ただしオリオン座は冬の星座なので、夏のモンゴルでは基本的に見えません。その代わり、夏は天の川や夏の大三角が主役になります。

 ③ さそり座

夏の南の空で目立つのがさそり座です。名前の通り、サソリの形をしています。

特に有名なのが、👉 赤く光るアンタレスです。「あの赤い星がアンタレスです」と説明すると、お客様も見つけやすいです。

昔のギリシャ神話では、オリオンという強い狩人がいました。
しかし彼は、「世界中の動物を全部倒せる」と言ったため、神様が怒ります。そこで巨大なサソリが送られ、オリオンを倒したという話があります。そのため空では、
・さそり座
・オリオン座は反対側に配置されています。👉 片方が出る頃には、もう片方は沈むという関係になっています。

モンゴルの星空が特別な理由
モンゴルの星空が綺麗な理由はかなりシンプルです。

 ① 空気が乾燥している
湿気が少ないので、星がぼやけにくいです。

② 人工の灯りが少ない
草原では本当に真っ暗になります。コンビニや街灯がほとんどありません。

 ③ 地平線が広い
これがかなり大きいです。山やビルが少ないので、👉 空そのものが大きく見えるんです。

ガイド中によくある質問
質問:「流れ星って見えますか?」

回答:かなり見えます。特に8月のペルセウス座流星群の時期は、本当に多いです。お客様が、「今流れた!」と毎回盛り上がります。

質問:「天の川って毎日見える?」

回答:晴れていれば高確率で見えます。ただし満月の日は月明かりで少し見えにくくなります。新月近辺がベストです。

 最後に
モンゴル旅行では、
・乗馬
・ゴビ砂漠
・遊牧民体験に注目が集まりがちです。
でも実際に来たお客様が最後によく言うのは、👉 「星空が一番記憶に残った」です。静かな草原で、風の音だけ聞こえて、空いっぱいに星が広がる。これは写真ではなかなか伝わりません。

もしモンゴルへ来るなら、ぜひ一度、👉 “電気の少ない夜”を体験してみてください。
H&Aトラベルでも、星空観察がしやすい草原・ゴビ方面ツアーをご案内しています。
ガイドによる星空解説もできますので、興味がある方はぜひお問い合わせください。

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