モンゴルで発見された「恐竜の足跡」
サインバイノー!H&AトラベルのWEB担当です。
会社でお付き合いのあるモンゴル科学アカデミーの考古学研究所からのお誘いを受けて、先週、恐竜の足跡を見てきました。モンゴルといえば草原や遊牧民のイメージが強いと思いますが、実は「恐竜研究の最前線」でもあります。
約70年ぶりに見つかった足跡化石
モンゴル北部のサイジュラハという地域で、約1億2000万年前(白亜紀前期)の恐竜の足跡が見つかりました。

この調査は、岡山理科大学とモンゴル科学アカデミーの研究チームによるものです。
実はこの場所、1950年代に一度報告されていましたが、その後長い間見つからず「幻の化石」になっていました。今回の再調査で、約70年ぶりに場所が特定された形です。
現場では、7m×5mほどの範囲に31個の足跡が確認され、周辺を含めると40個以上が見つかっています。
モンゴルで見つかった足跡化石の中では、最も古いものです。
なぜこの発見がすごいのか?
今回の発見には、大きく3つの意味があります。
① 「空白地帯」が埋まった
これまで白亜紀前期の大型恐竜は、中国や北米では見つかっていましたが、モンゴルではほとんど資料がありませんでした。
今回の発見で、モンゴルにもすでに大型恐竜がいたことがはっきり分かりました。
② 恐竜の移動ルートが見えてきた
モンゴルは、アジアと北米のちょうど中間にあります。(白亜紀においてアジアと北米は陸続きでした。)
この場所の発見によって、恐竜がアジアから北米へ広がっていったルートを考えるヒントになります。
③ 「生きていた姿」が分かる
骨の化石だけでは分からない、「歩き方」や「動き」が見えるのが足跡の面白さです。
・歩幅
・進む方向
・複数の個体の関係
などから、この場所が恐竜たちの“通り道”だった可能性も考えられています。



どんな恐竜が歩いていたのか?
足跡から、2種類の大型恐竜がいたことが分かっています。
■ 草食恐竜(竜脚類)
・体長15m以上
・首と尾が長いタイプ



2頭分の足跡が確認されていて、1頭のあとをもう1頭が追うように歩いていました。
ゆっくり移動する様子が想像できます。
■ 肉食恐竜(獣脚類)
・体長8m以上
・3本指の足跡


少なくとも5頭分の足跡がありますが、進む方向はバラバラでした。
群れというより、それぞれ自由に動いていたようです。
実は日本でもニュースになっていました
現地で話を聞いている時はそこまで意識していなかったのですが、後で調べてみると、この発見は日本でもニュースとして取り上げられていました。
研究としての価値はもちろんですが、「1億年以上前の足跡がそのまま残っている」という分かりやすさもあり、一般向けの話題としても注目されているようです。
https://news.jp/i/1415166491247772176?c=428427385053398113?c=428427385053398113
https://news.yahoo.co.jp/articles/e855d297e933f5bbe117378cd125053e7483fdb9
https://www.asahi.com/articles/ASV423V7WV42PPZB006M.html
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/2574574
モンゴルは“発見の途中に立てる場所”
モンゴルの魅力は、完成された観光地ではなく、「まだ解明されていない世界に触れられること」にあります。
・実際に恐竜が歩いた場所に立てる
・研究が進んでいる現場を見られる
・これから新しい発見が出てくる可能性がある
今回の訪問で、この恐竜の足跡はツアーとしてもかなり可能性があると感じました。
「恐竜の骨を見る」ではなく、
「恐竜が歩いた場所に立つ」。
この体験は、想像以上にリアルで面白いものです。
そして今後、この場所を実際に訪れるツアーも企画していきます。
興味がある方は、ぜひご期待ください。



