シベリア鉄道へ続く線路、モンゴルで体験する2時間の小さな冒険

サィンバイノー!H&AトラベルのWEB担当バルサーです。

モンゴルで鉄道に乗ると、「あ、これ移動じゃないな」って思います。

ただ目的地に行くだけじゃなくて、乗っている時間そのものが旅になります。

窓の外にはずっと続く草原、ゆっくり流れる時間。

そして実はこの路線、あのシベリア鉄道にもつながっています。

この記事では、そんなモンゴル鉄道の魅力を、 「大陸横断のロマン」と「気軽に楽しめるプチ鉄道旅」の両方から紹介していきます。

シベリア鉄道につながる「大陸横断」のスケール

モンゴルの主要路線は、世界的に有名なシベリア鉄道にもつながっています。

西へ向かえば、モスクワまで 6,266km

南へ向かえば、北京まで 1,547km・約31時間

「いつかシベリア鉄道に乗ってみたい」と思っている人にとって、モンゴル区間はその夢に近づける特別なルートです。

国境でしか味わえない“台車交換”という見どころ

モンゴル鉄道で特に印象的なのが、中国との国境の町ザミンウッドで行われる台車交換です。

モンゴルと中国では線路の幅が違うため、国境で乗客を乗せたまま車両の台車を交換する作業が行われます。

旅の途中で、鉄道という仕組みそのものを“体験”できる瞬間。これもモンゴルルートならではの面白さです。

車両タイプは3つ。快適さと旅のスタイルで選べる

列車は、主に次の3タイプに分かれています。

2名用コンパートメント

2名用コンパートメント

1列車に1両のみのことが多く、座席数は18席。

静かに過ごしたい人に向いた、ゆったり快適なタイプ。

4名用コンパートメント(一般的)

寝台車で、シーツや枕カバーも用意される。

揺れが少ない下段は特に人気。

一般座席

料金は抑えめでローカルな雰囲気。

長距離では体力的にやや大変。

食事と車内時間の過ごし方

列車によっては食堂車がない場合もありますが、旅は意外と何とかなります。

車内販売がある

途中駅で数十分停車することがある

停車中に駅で軽食や飲み物を買えることもあるので、事前に少し準備しておくと安心です。

2時間でも大満足。「プチ鉄道旅」のすすめ

大陸横断のロマンもいいけれど、もっと気軽にモンゴル鉄道の魅力を味わうなら短距離の鉄道旅が最高です。

夕方16:30、ウランバートル駅を出発。列車はゆっくりと南へ走り出します。

今回乗ったのは4名用コンパートメント。同じ部屋には、モンゴル人の親子連れが乗っていました。

発車してしばらくすると、街の景色はすぐに消えて、一気にモンゴルらしい風景に変わります。

窓の外は草原。オメガカーブを抜けて、旅が深まる

やがて通過するのが、アジア最大ともいわれるオメガカーブ

大きく弧を描きながら進む列車は、まさに鉄道旅らしいワンシーンです。

窓の外には、どこまでも続く草原。

放牧された羊や馬たちが、のんびりと過ごしています。

その景色を眺めているだけで、時間の流れがゆっくりになっていくのを感じます。

目的地・ハンガイ駅へ。短い旅でも“濃い”

そうして約2時間、列車に揺られていると目的地のハンガイ駅に到着します。

シベリア鉄道へとつながる大陸横断の旅も、気軽に楽しめる2時間のプチ旅行も、どちらもモンゴル鉄道ならではの魅力です。

「ちょっと乗ってみる」だけでも、きっと忘れられない体験になるでしょう。

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