ウランバートル・マラソン: 大会の歴史、カテゴリー、参加のヒントまで
サィンバイノー!H&AトラベルWEB担当のバルサーです。
街全体がマイカーの利用を控え、健康とスポーツの活気にあふれる特別な日、それが「ウランバートル・マラソン(Ulaanbaatar Marathon)」国際大会です。近年ではプロのランナーだけでなく、市民全員が楽しみに待つ首都の一大イベントへと発展したこのマラソン大会について説明します。

ウランバートル・マラソンとは?
2014年にウランバートル市役所および市体育・スポーツ局の共同主催で始まったこの大会は、今やモンゴル最大規模のスポーツイベントとなりました。
当初は数千人規模の参加者でしたが、現在では毎年平均2万人から3万人以上のランナーが集まり、その中には世界各国から参加するプロのトップアスリートも含まれる国際的な大会へと成長しています。大会の目的は、市民に健康的なライフスタイルを促し、都市文化を広め、スポーツ観光(スポーツツーリズム)を振興することにあります。
日時、場所、そしてコース
日時: 毎年5月の第3または第4土曜日の「カーフリーデー(歩行者天国の日)」に開催されるのが恒例となっています。
場所: 市の中心地であるスフバートル広場(中央広場)が、スタートおよびゴール地点となります。
コース: 国際陸上競技連盟(AIMS)の基準に準拠した公認コースです。参加者の安全を確保するため、エンフタイワン大通り(平和大通り)やナルニーザム(太陽道路)といった主要幹線道路が全面通行止めとなり、平坦で走りやすいコースが設定されます。






種目(カテゴリー)と年齢制限
ウランバートル・マラソンはあらゆる人に開かれており、参加者のレベルに合わせて以下の種目が用意されています。
エリート・実業団・一般上級者の部(18歳以上)
・フルマラソン 42km: 十分なトレーニングを積んだ長距離ランナーが、スピードと持久力の限界に挑みます。
・ハーフマラソン 21km: アクティブランナーや中長距離の選手向けの種目です。
一般・アマチュアの部(年齢別)
10km: 日頃から走っている方や、自分の実力を試したい市民ランナー向け。
5km: 最も多くの人が参加する人気のウッド。以下のカテゴリーに分かれます:
・年齢別(12〜17歳、18〜34歳、35〜54歳、55歳以上など ※開催年の規定による)
・ファミリーラン(家族向けの部)
・障がい者向けの部(1.5km および 5km)
エントリーと国際基準のシステム
大会のエントリーは通常、開催日の1〜2ヶ月前に公式ウェブサイト(hiit.mn やその年の実行委員会プラットフォーム)およびアプリを通じて開始されます。
RFIDチップシステム: 10km、、21km、42km のランナーのゼッケンには、専用のタイム計測用ICチップ(RFID)が装着されます。これにより、スタート、途中経過、ゴールの正確なタイムが秒単位で計測される国際基準のシステムが導入されています。
参加賞と支給品: 事前登録を済ませたランナーには、ゼッケン、計測チップ、大会記念Tシャツなどのキットが事前に配布されます(参加費は種目によって異なります)。
表彰とサポート: フルおよびハーフマラソンの上位入賞者(男女)には賞金とトロフィーが授与され、完走者全員に完走記念メダルが贈られます。また、コース上には2〜3 kmごとに給水所と救護班が配置されます。
カーフリーデー(歩行者天国)の文化
マラソン当日の朝8:00から夕方17:00〜18:00頃までは、ウランバートル中心部の主要道路が完全に遮断されます。
そのため、市民はマラソンに参加するだけでなく、自転車、キックスケーター、インラインスケートなどで自由に道路を行き交い、家族で散歩を楽しみます。スフバートル広場にはスポーツブランドのブースや健康フェアのテントが立ち並び、音楽ライブなどのステージイベントも同時開催されるため、ウランバートル市民にとって街全体がお祭りのような一日となります。


ランナーへのアドバイス
大会への参加を決めたら、以下のポイントに注意しましょう。
- 事前の準備: 5km や 10km の種目であっても、大会の少なくとも1ヶ月前からは週に2〜3回走り、体を慣らしておくことが大切です。
- 服装とシューズ: 大会当日に新しい靴を履くのは絶対に避けましょう(靴擦れの原因になります)。履き慣れたランニング用のクッション性の高いシューズと、吸汗速乾性のある軽いウェアを選んでください。
- ペース配分: スタートの合図が鳴ると、周囲の熱気にのまれて最初から飛ばしすぎてしまいがちです。途中で息切れして失速しないよう、自分が練習してきた一定のペースを維持することが完走への近道です。



