【モンゴルサバイバルガイド】ヴィーガン・ベジタリアン観光客が肉の国で生き残る方法

サィンバイノー!H&AトラベルWEB担当のバルサーです。
モンゴルといえば、果てしなく広がる大草原、遊牧民の文化、そして何よりも「肉の天国」というイメージが強いのではないでしょうか。「現地に行ったら羊の頭を出されるのでは?」「毎日肉ばかりで、野菜は食べられないの?」と不安になり、旅を躊躇してしまうヴィーガンやベジタリアン(菜食主義者)の旅人も少なくありません。
しかし、結論から言うと、モンゴルは肉を食べなくても十分に、そして最高に楽しむことができます! 必要なのは、正しい情報と少しの準備だけ。
この記事では、肉の国モンゴルで快適にベジタリアン・ライフを送りながら旅を楽しむための完全サバイバルガイドをお届けします。

ウランバートル:想像以上に「ヴィーガンフレンドリー」な首都

旅の拠点となる首都ウランバートルを、ただの「通過点」だと思ったら大間違いです。近年、ウランバートルでは健康志向や環境意識の高まりから、ヴィーガンやヘルシーフードのカルチャーが急速に発展しています。世界的な菜食主義者向けアプリ「HappyCow」でも、ウランバートルは非常に高い評価を得ているお店が多いのです。

市街地を観光する際は、ぜひ以下のお店に足を運んでみてください。

  • Bosgo(ボスゴ)」や「Loving Hut(ラビングハット)」などの専門チェーン店: モンゴルの伝統料理であるホーショール(揚げ餃子)やブーズ(蒸し餃子)、ツォイワン(焼きうどん)を、大豆ミート(ソイミート)を使って100%植物由来で再現しています。本物の肉と変わらないクオリティに驚くはずです。
  • お洒落なローカルカフェ: 「Ananda Cafe」や「Aura Lounge」では、ヴィーガンバーガーやオーガニックの野菜スープが楽しめます。また、UBeanCaffe Beneなどの主要なカフェでは、牛乳の代わりにオーツミルクやソイミルクへの変更がほぼどこでも可能です。

地方(大草原)での心得:「食の翻訳」が命

ウランバートルを一歩離れ、ゲルに泊まるツアーや遊牧民の家を訪ねる場合、最大の壁は「言語と文化の違い」です。
伝統的な遊牧民にとって「肉を食べない」という概念はあまり一般的ではありません。「お肉は食べられません」と伝えると、親切心から「じゃあ、鶏肉ならいい?」「内臓なら大丈夫?」と聞き返されることもしばしば。
そのため、以下のモンゴル語のフレーズをスマホにメモしておくか、あらかじめ現地ガイドに見せる準備をしておきましょう。

Bi mah idej chadahgui. Bi tsagaan hoolton.」 (私は肉が食べられません。ベジタリアンです。)
・「Bi amitnii garaltai yamar ch zuil idehgui. Suu, ondog, tsotsgiin tos ch idehgui.」 (私は動物性のものは一切食べません。牛乳、卵、バターもダメです。=ヴィーガンの場合)
・「Zovkhon nogootoi hool hiij ogch boloh uu?」 (野菜だけの料理を作ってもらうことはできますか?)

遊牧民はとてもホスピタリティ精神が旺盛なので、事前にしっかり伝えれば、植物油を使って野菜だけのホーショールを作ってくれたり、ジャガイモやニンジン、キノコのスープを喜んで用意してくれます。

モンゴルの伝統的な「乳製品」はベジタリアンの味方

もしあなたが、卵や乳製品は摂取するベジタリアン(ラクト・ベジタリアン)であれば、モンゴルの夏はまさにパラダイスです。遊牧民は夏を「白い食品(乳製品)の季節」と呼びます。

  • アーロール(乾燥ヨーグルト)、ウルム(無塩バター・生クリームのようなもの)、チーズ: 遊牧民の家を訪れると、必ずテーブルいっぱいの乳製品で歓迎されます。これらはすべて大自然の恵みから作られた、化学物質一切なしの貴重なタンパク質・カルシウム源です。
  • 注意点: これらはヴィーガン(完全菜食主義)の方には適しません。また、モンゴルの伝統的な飲み物である「アイラグ(馬乳酒)」や「スーテーツァイ(ミルクティー)」には、風味付けや栄養補給のために動物の脂(羊の尾の脂など)が少量入れられていることがあるため、飲む前に必ず確認しましょう。

日本から、またはウランバートルで準備すべき「サバイバルキット」

モンゴルの地方の小さな商店では、新鮮な生野菜(トマトやキャベツなど)が手に入りにくいことが多いです(大抵はジャガイモ、ニンジン、タマネギのみ)。そのため、地方へ出発する前に以下のアイテムをカバンに忍ばせておきましょう。

乾燥大豆ミート(ソイミート): 軽くて持ち運びに便利。お湯で戻すだけで、どんな料理にも肉の代わりに使えます。
ナッツ類・ドライフルーツ: 大草原の移動中、小腹が空いたときの貴重なエネルギー源になります。
ヴィーガン対応の即席麺や缶詰: どうしても食べるものがない時のために、野菜ベースのカップ麺や豆の缶詰があると安心です。
マイ・クッカー(小さな鍋・フライパン): 遊牧民のゲルやキャンプの調理器具は、直前に羊肉を茹でるために使われている可能性が非常に高いです。重度のヴィーガンや、肉の匂い移りが気になる方は、キャンプ用の小さなマイ鍋を持参すると精神的にとても快適に過ごせます。

まとめ

モンゴルでベジタリアンやヴィーガンとして旅をすることは、決して不可能なことではありません。少しの事前準備と、現地の人々とのコミュニケーション(または信頼できるガイドのサポート)があれば、お腹を空かせることなく、あの圧倒的な大自然を満喫することができます。

肉の国モンゴルで、あなただけの特別な「グリーンな旅」を楽しんでみませんか? 大草原があなたを待っています!

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